連合会ごあいさつ
ごあいさつ
社労士は、適正な人事・労務管理の実現に寄与することで、企業の永続的な成長を支えるとともに、安定的な雇用・労働環境を実現するための社会的使命の一端を担っています。
政府は、現在、「働き方改革」の実現へ向けて、「労働時間関連法制の改正」、「雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保(いわゆる同一労働同一賃金)」、「ハラスメント関連対策」、「企業における仕事と家庭あるいは仕事と治療の両立を支援する取組み」、「女性活躍推進の取組み」など、様々な労働政策を推進しています。このような一連の政策により、企業の人事・労務のあり方も、大きな変革が求められています。
社労士は、労働社会保険諸法令の遵守とその円滑な事務の推進や、労務管理全般、さらには従業員の皆さんが働きやすい職場環境づくりを目指して業務を行っています。
企業経営における人事・労務管理の適切な管理は、人的資産の確保と活用という観点から経営を遂行する上できわめて重要な柱であり、企業発展の鍵を握る重要な経営施策です。そのため、多くの企業が人事・労務管理の最適なあり方を模索して社労士にも様々なご相談をいただいています。そこで、社労士は、「職場環境の改善」提案や労務コンプライアンス・働きやすさ指標の確認といった「経営労務診断®」の取り組みを強化・推進することで、「人を大切にする企業」への変革、内部統制に資する積極的な支援を進めていきます。
この『経営労務診断®のひろば』のサイトは、2020年4月1日に本格的にスタートしました。「社労士診断認証制度」に関心をお持ちの企業にその内容をご紹介するとともに、経営労務診断®を実際に行う社労士とのつなぎ役を果たすことを目的に開設したもので、企業の方々に、まずは「職場環境改善宣言」をしていただき、次の「経営労務診断®」実施へと続く手順などを掲載しております。
当サイトをご活用されることで、多くの企業において一層の労務コンプライアンス遵守を実現していただくとともに、人を大切にする働きやすい企業であることをアピールする場として有用に機能できるよう、努めてまいります。人事・労務管理の適切さと充実が図られ、ますます御社が発展される一助となることを心より願っております。
2020年4月
全国社会保険労務士会連合会