認証企業インタビュー

HYUGA PRIMARY CARE株式会社

HYUGA PRIMARY CARE株式会社
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職場環境改善宣言企業 経営労務診断適合企業

当社は、大きく5つの事業を手掛けています。在宅訪問薬局事業・ケアプラン事業・タイサポ(退院サポート)事業・きらりプライム事業・ICT事業です。「患者さん(利用者さん)が、24時間365日、自宅で『安心』して療養できる社会インフラを創る」という理念のもと、地域包括ケアシステムのプラットフォームとして、患者さん、利用者さんにワンストップサービスを提供しています。当社にとって、従業員一人ひとりが働きやすく、働きがいを感じる環境は、非常に重要な点であり、社労士診断認証制度の認証マークの取得を通じて、よりよい職場環境づくりを常に意識しながら取り組んでいます。

職場環境改善や働き方改革への取り組みについて、その重要性をお聞かせください。

ー職場環境改善や働き方改革への取り組みについて、その重要性をお聞かせください。

当社では、創業当時は離職率が高かったこともあり、職場環境改善や働き方改革といった言葉が取り沙汰される以前から社員にとって働きやすい職場環境を模索していました。ライフステージに合わせた働き方ができるように、4つの勤務形態を選べる制度を導入したのは2012年のことです。勤務形態には、フルタイム勤務で年収も高く設定する「 S1 」、週40時間、残業ゼロで働ける「 WB 」、週30時間、残業ゼロで育児や介護の両立に適している「 FF 」、完全時給制で好きな時に好きなだけ働ける「 PT 」の4つがあります。今現在「働き方改革」という言葉は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、ニュースでもほとんど耳にしなくなりました。しかし、従業員一人ひとりが働きやすく、働きがいを感じる環境というのは非常に重要な部分です。「法律があるから取り組もう」ではなく、よりよい職場環境づくりを常に意識しながら取り組んでいます。

社労士診断認証制度の認証マークを取得した経緯を教えてください。また、なぜ経営労務診断適合企業まで取得しようと考えたのかも併せてお聞かせください。

ー社労士診断認証制度の認証マークを取得した経緯を教えてください。また、なぜ経営労務診断適合企業まで取得しようと考えたのかも併せてお聞かせください。

端的に申し上げますと、「上場審査に役立つのではないか」と当社の顧問社労士に教えてもらったことがきっかけです。昨年の12月に、当社は東証マザーズ市場に上場することができました。上場のためには、証券会社や証券取引所の多くの審査をクリアする必要があります。中でも労務管理の審査では、労働時間管理や規定が整備されていることを前提に、運用の実態を厳しく審査されるとのことでした。様々な証憑、証跡を提出して当社の労務管理状況が適切であることを主張しましたが、審査先への証明は非常に難しいものです。悩んでいたところ、社労士診断認証制度の存在を教えていただき、審査の際に証明する材料になると考えました。上場のための労務管理に関する審査は、先述したように法令どおりに運営しているかどうかがみられます。企業のいち担当者が審査先にこれを証明していくのはかなり煩雑で難しい事でした。そこで、一番難易度の高い「経営労務診断適合企業」マークまで取得できれば、労務管理のプロである社労士からの証明が得られ、客観的に労務管理の適正さを認めてもらえるのではないかと考え、取得に至りました。

認証マーク取得企業として、就活生や求職者に対してどのようなことを伝えたいですか?

ー認証マーク取得企業として、就活生や求職者に対してどのようなことを伝えたいですか?

上場審査同様に、私達が当社の良さや素晴らしさを自分たちだけでPRするよりも、第三者から認証を得ていることの方が説得力があると思います。就活をされている方は、かなり細かいところまで情報を収集し、企業を比較される方が多い印象です。認証マークを取得していることは、ご家族の方からも安心して入社してもらえる企業選びの一つの材料になると思います。私自身、入社前は当社の特色である「4つの勤務形態」を「入社当初から」選べると聞いてはいましたが、実際に活用できるのか半信半疑でした。入社後自身も活用して初めて良さを実感しましたが、第三者の認証があれば更に安心して入社できていたと思います。対外的にも、当社の労務管理体制がきちんと整っていることが証明できますし、優秀な方にも当社で働きたいと思っていただける基準になると自負しています。

HYUGA PRIMARY CARE株式会社の事業紹介

■「24時間365日自宅で安心して療養できる社会インフラを創る。」
「24時間365日対応の医療介護が自宅で安心して受けられる社会をHYUGA PRIMARY CAREを通じて世の中の当たり前にしたい。」その想いは、チームで臨む介護や薬剤師の職能開発、別法人薬局間のノウハウ共有と連携をおこなっております。介護施設と病院の入退院支援、PRIMARY CARE ROBOTの開発など様々な形で派生しながら、現実に少しずつですが近づいているのを日々感じながら毎日事業にあたっております。変わることのない弊社の理念「24時間365日自宅で安心して療養できる社会インフラを創る。」は、その起源として現在も未来も弊社DNAとして熟成し発展し続けます。

■在宅訪問薬局事業

在宅訪問薬局事業は、全国に30店舗以上を展開する調剤薬局「きらり薬局」を拠点に、薬剤師が患者様のご自宅や入居施設を訪問し、処方せんに基づいて調剤した医薬品をお届けしたり、服薬指導などを行う在宅訪問サービスを提供しています。

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■きらりプライム事業

きらりプライム事業は、当社が創業時から蓄積してきた在宅訪問のノウハウを活用して、在宅訪問事業を行っている、または参入を検討する中小薬局事業者の困りごとにソリューションを提供しています。

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■ケアプラン事業

ケアプラン事業は、介護保険の居宅介護サービスを希望するお客様のご依頼に基づき、当社の介護支援専門員(ケアマネージャー)が居宅サービス計画(ケアプラン)を作成しています。当事業の拠点となる「ケアプランサービスひゅうが」は、現在、福岡県と関東地方で展開中です。

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■タイサポ事業

タイサポ事業は、介護施設検索サイト「タイサポ」等を通して、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホーム、グループホーム等の情報を医療ソーシャルワーカーに提供しています。

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■ICT事業

医療介護業界は一般的に労働集約産業であり、高齢化が進む社会で労働人口が縮小する中で、より効率的な運営が求められます。そこで当社は介護事業者との関わりの中で得られた人材不足に起因する事業運営上の課題を解決するため、DXの取り組みの一環として「みまもりICTロボット端末」(介護施設向けウエアラブル機器)を開発し、実際の介護施設で導入試験をしております。今後、当社の新たな事業として当社のネットワークを生かし販売していく予定です。

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■メッセージ

当社は患者さん・利用者さんに医療・介護サービスを提供するだけでなく、その方たちを支援する方々(地域医療機関・介護事業者)と連携することでさらなるシナジーを生み出す事業モデルを構築しています。生活環境や価値観が異なる方々と連携するこのダイバーシティモデルを進めていく中で、最も重要となるのが「相手を理解する」ことです。相手を知り、相手の立場になって物事を考えることで初めて、相手と繋がることが可能となります。この考えは職場環境においても共通です。従業員の多様性を認めること、すなわち理解することは、当社の理念を達成することにも繋がってきます。従業員が活躍できる環境づくりを今後も進めてまいります。

会社名 HYUGA PRIMARY CARE株式会社
住所 〒816-0802
福岡県春日市春日原北町2丁目2番1号
電話番号 092-558-2120
URL https://www.hyuga-primary.care/ja/index.html